私の先輩たちの世代に敬意を表して、このページを記述しました。
マイコン時代は、自分の前の世代の人たちになります。
当時の映画にE・Tがあり、個人で手に入るコンピュータという意味で、ファースト・コンタクトと表現しようかと思いました。
やっぱり、普通にマイコン時代にします。
私自身は、マイコン時代のことはわかりません。
社会人になって開発の仕事を始めたときは、16ビットPCが普及していて、32ビットPCは高速のMS-DOSで動いていました。
マイコン8ビット時代は、16ビット環境もありましたが、実質8ビットの実行環境なのでマイコンに含めました。
そのマイコン時代を振り返ってみると、Pascal時代と言っていい程、たくさんのPascal開発環境があることがわかりました。
OSも、AppleDOS、CP/M、GEOSなどありましたが、見たことも触ったこともありません。
英文マニュアルを見ていると、見ているだけで読んでいるわけではないけど、メモリマップにヒープ領域がありポインタの説明がある。
このPascalといい、C言語のポインタと再帰といい低スペックのハードウェアで実装されていたことには驚きました。
また、大型コンピュータ・WS(ワークステーション)にも技術の歴史があることはわかりますが、私自身には全くの無縁の存在でした。
そのため、大型コンピュータとWSのことを考えなければ、コンシューマーとして、マイコン時代を通して自分としては、ファースト・コンタクトと言いたくなります。Pascalで記述していたOS(オペレーティングシステム)がありました。どのようなコーディングだったのか興味があります。
百花繚乱ではないが雑誌には楽しくなるぐらいコンパイラの広告があった。
メーカーからすれば売れないと困るので、それはコンピュータ誌の風物だった。
PASCALの英文マニュアルの表紙
ボーランドマニュアルの表紙
Borland C++ を購入すると、
別冊マガジンのようなマニュアルが5~6冊、ほどほどの厚さの本が3冊ぐらい。
あとは、ご購入ありがとうございました。の薄い本が2冊ある感じ。
それにフロッピィ・ディスクは何十枚あっただったろうか。
本当に巨人様向けのマニュアルセットだった。
だが、手にするのが必ずしも知性をもつ巨人ではない。
たぶん、大多数は無理の巨人が群がっていた。
ボーランド社は商品のラインナップは豊富だったけど、穴を防ぐことで精一杯だったので段々と陥落していた。
今では始祖にあたる商品がある。(本当は他にもあるけど、そう思っていいぐらい。)
本気でPCの開発環境を整備しようとしたのは理解できる。本当に進撃だった。
でも、企業向けの製品だったので個人で購入するにはきつい。
それらの中にもコンシューマー向けはある。Borland C++ は壁だったけど、Turbo C/C++ は購入した。
新しい技術を調査する団体の一員にでもなった気分だった。
Turbo C のマニュアルを理解したぐらいでは、外の世界(世間一般)でC言語の知識が通用するわけではなかったけど
Turbo C と Turbo Pascal は良かったなあと思う。
2023/04/22
WATCOMの表紙
価格だけみると巨大樹のようだったけど、超大型のようなマクロソフトがあったので壁を壊すことはできなかった。
2023/04/22
ライフボートも良かったけど、3m ~ 4m 級という感じだった。
コンパイラ製品に夢見る民だった。(草場さんも見ているだろうし)
Walnut 教が喧しいから旧いコンパイラの話しはこの辺にしておく。
(でも、打合せとかレビューなどで「オレが鎧で、こいつが超大型」とか言ってみたい。)
2023/04/22