ALGOLとはどのような言語なのか。
ALGOL60の文法をBackus notation(BNF)で説明している。その一部を抜粋して転載する。BNFは、インターネットあるいは専門書などで解説している記事があるので詳細はそちらで確認してください。
コンピュータ言語を実装する考え方と、式と命令がALGOL60そのままで形を変えずに現在までに至っていることがわかる。コンピュータ言語そのものが何も変わらない。永久不変ということがあるのだろうか。
ALGOL60のすごさというより、何も変えようとしない技術者の怠慢なのではないだろうか。考えをまとめた要約でなく説明の一握りをそのまま転記しただけなので伝わらないと思いますが、手続き型言語であってもオブジェクト指向言語であってもコンピュータ言語のつくりはALGOL60と同じです。
「アルゴル・プログラミング入門 中村慶一著」(昭和43年)
数式エディタで入力できないのでスモール10 (小さい10)smallは省略しています。
「プログラミング言語理論入門 -ALGOLを基礎として-」小林孝次郎・前島 亨 共著(1973年)
コンパイラがどのように、意味解析・字句解析・構文解析するか。
解りやすい説明と図があるので、著作の記述から転用します。転載は一部分になります。
コンパイラ設計に興味がある方には必読の書籍と思います。
変数名がメモリのアドレスを指していることについては、C言語関連の書籍を参考にすると良いと思います。